浄水器

浄水器に使われるセラミックフィルターの効果とは

浄水器の中には活性炭や繊維系のフィルターのほかにセラミックを使ったフィルターを搭載しているものがあります。セラミックといえば外見が陶磁器のようなもので金属酸化物を高温で熱処理して焼き固めたものというイメージがありますが、粉末や膜などにして用いられる場合もありこの膜を浄水用に使ったものがセラミックフィルターというものになります。他にはコーヒーのフィルターなどにも使われることがあります。日本メーカーではセラミック関連メーカーである日本ガイシなどからセラミックフィルターを使った浄水器が販売されています。

セラミックスの浄水フィルターを最初に作ったのはグアテマラの化学者フェルナンド・マザリエゴス博士と言われています。陶器素材のフィルター機能とコロイド銀の抗菌特製を組み合わせて利用したもので、特に高度な技術を使っているわけではありません。衛生状態が良くない途上国を中心に利用者は50万人以上と言われています。この浄水装置は大変簡単な構造ではありますし、原始的に見えますが、多くの命を救い、仕掛け的には我々が使っている浄水器と同じものだと言って良いでしょう。

現在日本で製品化されている機種のセラミックフィルターは0.0001mmの超微細孔で、細菌や微細な不純物を99.999%取り除くことができ、さらに高性能活性炭フィルターを併用して、化学物質を吸着させるものです。フィルターの寿命としては1日13.5L使用で1年半の長期にわたって利用できるのも他のフィルターには無い大きな特徴と言えるでしょう。また、日本メーカーのセラミックフィルターではなく海外メーカーのセラミックフィルターを利用した浄水器も販売されるようになって来ました。

セラミックフィルターの問題点としては、品質のバラツキの問題があります。基本的にセラミックは陶器と言えますので孔を均一にするのは非常に難しい技術になります。このため、孔の大きさが均一にできず製品ごとに、除去できる不純物、あるいは除去率に違いが出てしまいます。さすがに製品としてはある程度の品質の保証はされますが、細かい点を見ると違いが出てきてしまうようです。

セラミックフィルターで除去できる不純物は、ある程度の品質が保たれていると仮定して、塩素、赤錆、鉛などとなり、その他の不純物には効果が無いようです。購入を検討する際にはどこまでの品質が保証されているかよく確認して、別タイプのフィルターを持つ機種とも比較検討のうえ、購入するようにしましょう。


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